総会におけるお問い合わせq&A

大きくわけて4つのご意見をいただきました。


【意見1】

PTA運営委員会の役員が人手不足で負担が偏ってしまっているのが気になります。

立候補だけだとなかなか新しい方から手があがるのは厳しいのではないかと思うので、みんなでできるように方法を考えた方がいいのではないかと感じています。

 

【回答】

ご心配いただき、またいろいろ考えていただきありがとうございます。

おっしゃるとおり確かに令和2(2020)年度や令和3(2021)年度に比べると、令和4(2022)年度は、当初からの人手不足と役員の途中離脱により、かなりの負担が役員にかかりました。

また、現時点において立候補方式だと、新しい方(だけでではないと思いますが)からの手挙げはかなり厳しいことも確かであると感じています。

※コロナ禍とこれまでの運営本部がPTAのあり方や本質を追求することにしり込み(誰だって自分の代で活動を止める決断をしたくはありませんから)をしていたため、組織改編後の試行錯誤の取り組みが大幅に停滞しましたが、令和4(2022)年度に入りようやく再スタートをしている状況です。

本校PTAでは、令和元(2018)年度の組織改編を契機に運営役員は、自主的なエントリーにより選出、選定(総会により)することになっています。

他方、地区委員は必ずご協力(PTAへの加入、未加入を問わず引き受け)いただくこととしています。

また、運営役員に手が挙がらない主な理由として、会員のみなさんから、

「やりたくないのではなく、できない環境がありできないのである」

「共働きで余裕が無い」

「子どもと接する時間に振り分けたいのでできない」

「業務内容、工数がよくわからない、見えないので関わるのが不安である」

などといった意見を度々いただいています。

これまでにも会員の方から

「組織改編前のような役員選出方法に戻す方が良いのでは」

「その方が役員の人数を確保できるのでは」

というご意見をいただいています。

確かに以前のように「やらないといけないこと」とした方が確実に人は出せると思いますし、ある意味「みんなでする」ことになるかとは思います。

しかしながら、以前のように指名委員等を使って指名するとしますと、仮に指名された人ができない事情があった場合、そのできない理由を問うことになると思います。

誰だってできない理由をさらけ出したり、出させたりするのは嫌だなぁ、と思うのではないでしょうか。指名委員会があったときはそういうこともあったそうです。

元々、組織改編を断行したのは、まず指名委員さんの疲弊と、役員歴等の個人情報の管理、説明責任や、強制によるやらされ感が不満として会員から出てきた(アンケート)からで、またこの組織改編とともに、事業の見直し(タスク、負担軽減)や経費の見直しを行ってきたことはご承知のとおりかと思います。

長くなりましたが、ようやくWithコロナとなり、来年度も引き続き、組織改編後の試行錯誤に取り組んでいきたいと思います。その中で貴方がご提案された考えも採り入れながら取り組んでいきたいと思いますので、貴方がおっしゃる「立候補方式だけではなく、みんなができるような方法」の具体化、そしてその実施についてもぜひ一緒に考えてほしいと思っています。

みなさん、役員としては関わることができないとおっしゃるかもしれませんが、期間や時間の拘束に関する考え方が柔軟で、また関わることによって運営を直に見ることができる「運営・活動アドバイザー制度」を創設したのも、みんなで良くするにはどうしたら良いか・・・

少しずつ知恵を出し合って考えることができれば・・・

ということを意図してのことです。

ぜひご参画いただければと思っています。

お一人おひとりが少しずつでも良いので知って、関わって、ちょっとした活動を通して、

「子どもたちが安心して学校生活を送っている姿」

「子どもたちの笑顔」

そして、

「たくさんの大人(保護者等)が自分たちに関心を向けてくれていて、見守ってくれていることを子どもたちが感じてくれていること」

を体感していただけたら、本当にうれしく思います。


【意見2】

PTA自体の存在意義や役割について議論頂きたいと思います。事業報告を拝見する限り、必ずしも必要な組織とは思えず、役員の負担が大きすぎるように思えます。

【回答】

ご意見をいただきありがとうございます。

確かに人手が不足しますと、役員の負担が大きくなるのは事実です。

しかしながら、役員だけがPTAではありませんし、役員に就任しない方でも運営や活動に関わってもらえるよう、本校PTAでは、企画運営プロジェクト(PT)制、運営・活動アドバイザー制や、PTA活動サポーター制を創設、採用しています。

企画運営するにあたり、何が一番負担になるかというと、『仕組みを考え、創設すること』です。

基本的に一度軌道にのったものを前例になぞらえて運用することはそれほど負担にはなりません。(既に令和4(2022)年度より「春日小学校PTAグランドデザイン」に沿って持続可能なPTA活動をめざし、業務フローやドキュメント等の作成、整理、共有化に取り組んでいます。)

ですので、うえで挙げました企画運営PTや運営・活動アドバイザー(これらは期間限定あるいは期間や時間の拘束に関する考え方が柔軟な制度)に関わっていただける母数を増やすことで、役員を含め企画運営に関わっていただける方々の負担を分散させ、軽減することが可能になると考えます。(いわゆるスケールメリットですね。)これにより活動の継続性も担保されることになると考えます。

また、「PTA自体の存在意義や役割について議論頂きたい」とのことですが、【質問1】の回答でも記載しましたが、貴方にもぜひご参画いただき一緒に考えてほしいと思っています。

ほかの方からも「支出の見直し、事業の簡素化、役員の負担軽減、時代に合わせたPTAのあり方」といった意見をいただいています。

この方にも言えることですが、かさねがさね申し上げたいのが一緒に汗をかいて考え、あり方を整理し、仕組みを構築してほしいということです。具体的な関わり、行動を求めたいと思っています。

冒頭にも申しましたが、役員だけがPTAではありません。

PTAは任意の教育関連(ボランティア)団体であり、その構成員である運営委員を含む会員全ては「同じ立ち位置の保護者・教職員」であり、上下関係もなければ、優劣関係もありません。

つまり、会員である保護者・教職員全てがPTA組織の構成員であり、PTA(活動)をより良くしていくため、そのあり方や仕組みを調査し、整理・検討し、決定していくのは、ほかならぬ会員であるみなさんお一人おひとりなのです。

したがいまして、本部役員を含む運営委員だけでこれらの議論を行うことはいたしません。PTA活動は、規約にあるとおり民主的に行うのであって、専制的に行うのではありませんから。

なお、「PTA自体の存在意義や役割」についてですが、本校PTAホームページの「PTA紹介」「PTA活動お問い合わせQ&A」に簡単ではありますが、掲載していますのでご参照ください。


【意見3】

継続の場合も書類提出が毎年、必要だという理解でよろしいのでしょうか?

可能ならば継続の場合は、小学校を卒業するまでは、自動継続になれば書類の出し忘れが減るのではないかと少し思いました。

毎年、書類を提出した方が良い理由があるから、毎年、継続の書類提出が必要だとは思うのですが、もし必要がない場合は、自動継続も検討されてはいかがでしょうか?

【回答】

ご意見をいただきありがとうございます。お見込のとおりです。

規約にも規定していますが、毎年、入会・加入継続・退会(辞退)にかかる書類提出が必要となります。

毎年、提出いただく理由は、本校PTAが任意加入制を採用しているからです。

つまり、任意加入なので、入会が任意であれば、加入を継続することも途中退会することも任意でないと、本当の意味での「任意加入制」とはならなくなってしまうからです。

この取り組みは令和4(2022)年度から実施しており、定着するまでは確かに提出し忘れが発生する可能性があるとは思いますが、書面およびメール、加えて学校の春日だよりなどで周知(再周知)を行っており、一定提出忘れが無いよう工夫をしています。

補足しますと・・・

平成30(2017)年度から令和3(2021)年度までは、規約において「当該年度の1月31日までに退会を申し出ない場合は、期間満了の日の翌日から1年間会員資格を継続するものとし、以後も同様とする。」という、いわゆる自動継続の条項がありました。

しかしながら、ご承知のとおり、規約をご覧になられる方はほとんどおられませんし、またこれらのことを入会時や進級時あるいは毎年1月に積極的に周知を行っていませんでした。

つまり、本会に対して思う所がある方でも、このことを知らなければ、意図しないうちに自動継続となっていました。

この不具合と入会届等の適正管理に関する課題解決(入学当初に取得した個人情報の管理が不十分、不適正(廃棄されずに何年もそのままになっていた)であるとの指摘が会員から寄せられた)のため、毎年、入会・加入継続・退会(辞退)にかかる書類の提出をお願いすることにしたものです。

※個人情報の管理について

令和4(2022)年度第2回PTA書面総会の承認を受け、令和5(2023)年度からは基本、当該年度の翌年度から1年間の保存とし、期間経過後は速やかに機密文書として廃棄するものとします。


【意見4】

・PTAの加入と非加入の違いを知りたい。

・子供には公平にとの事だが、加入者だけが何かしらを負担するのはおかしい気がする。

・昨年の件だと蛇の駆除費やドッチビーの購入費など、非加入世帯には別途請求したりすることがあるのか?

【回答】

ご意見をいただきありがとうございます。

まず、前提として、PTA加入の対象者(会員資格者)は、保護者および教職員となります。

加入、未加入の違いですが、基本、未加入の方は、研修会等のPTAが主催する行事への参加や、会費から支出する卒業記念品の贈呈ができません。(実費負担していただける場合はこの限りではありません。)

また、主に1年生の保護者を対象とした給食試食会に対する試食代の補助もつきません。文化委員会や学級委員会等があった頃は、親睦を兼ねての日帰り体験陶芸、観劇や保護者スポーツ大会などもあり、その参加費の一部が会費で賄われていたのではないかと推察しています。

他方で、本校では加入、未加入を問わず、地区委員は必ず協力していただくこととしています。

また、本会の活動の一つである「学校主催または地域および関係団体主催の諸行事への協力」に関して、未加入者(サポーター募集時の本人の自己申告によるところの)であるものの運動会や地区体育祭等の諸行事へ保護者としてサポーター協力していただける方もいらっしゃいます。

(以前にとったアンケートに「会費は払うが、役員や活動は免除してほしい」というご意見がありましたが、その逆バージョンですね。)

最後に、昨年度の蛇(まむし)の駆除費やドッチビーの購入費に関する非加入世帯への別途請求については、行っていません。

理由としては、

「会員はあくまでも保護者・教職員であり、児童ではないこと(本会のサービスを受けられないのは未加入である『保護者・教職員』)」

「『学校と家庭と社会における児童の福祉と心身の健全な発達を図ること』が本会の活動目的の一つであること」

「その活動として『教育環境ならびに教育施設の整備充実のための活動ならびに助成を行うこと』『その他、目的を達成するために必要な事項について活動すること』があること」

が規約に明記されており、これらに沿っての活動であり、支出であるからです。


【その他コメント】

・今年度で卒業します。PTA役員の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。

・私もPTA役員や地区委員、子ども会役員などさせていただきました。大変な事や嫌だなぁと思う事も正直ありましたが、わが子だけでなく地域の子ども達と知り合い関われる事、気の合う保護者との出会いなど良い事もたくさんありました。

・子ども達にとっても沢山の保護者が自分達に関心を向けてくれている事、見守っている事はとても良いのではと思います。

・今は役員の成り手がなかなか無く大変だと思いますが、皆様の思いが通じ誰もが楽しく参加できるPTAになるよう応援しています。

このほか、感謝、激励のコメントが多数ありました☆彡